猫、増し増しで!blog

完全趣味のブログです。

私の考えるいい仕事の仕方とは。(完璧主義は損かも)

私は2年前まで完璧主義でした。

 

だれにも迷惑をかけたくない。

自分でできることは全てやる。

どんな小さなミスも大嫌い。

 

そんな人間でした。

それが当たり前だと思っていました。

 

しかし、そんな私の考えもあることがきっかけで変わりました。

 

そのきっかけは、異動です。

 

全く違う職場で周りに同僚はいるものの、まったく違う仕事なので、

周りに聞いても全く解決しない。そんな職場でした。

 

そこでも私は、完璧主義を貫き、夜遅くまで調べ物をし、期限ギリギリに仕事を処理する。そんな生活をしていました。

 

書類等の提出先に聞いて処理するという手もありましたが、

それは相手男時間を奪ってしまい迷惑なのでは、と追い詰められるまでしませんでした。

 

迷惑をかけずにミスなく完璧にやる。

異動したばかり、やったことないなんて言い訳にしかならない。

そう考えていました。

 

ある日、また期限ギリギリに書類を提出した際、カウンターパートの人から

 

「いつも期限ギリギリですよね。

そんなに仕事が多いのですか?」

 

そんな風に言われました。

 

簡単に謝った後、解らないものを片っ端から調べたりするのに時間がかかっているのでギリギリになってしまう。

 

と説明すると相手から

 

「確かに、人に聞いて教えてもらうことは時間を奪ってしまいますが、

期限ギリギリに出しても結局、相手方の余裕の時間を奪っていますよね。

それに相手からしたら進捗状況がわからないというのもストレスになります。

 

私であれば、質問されると進捗状況がわかるし、ちゃんと忘れずに処理しているという安心感もありますし、自分の知識の確認もできますし、期限前に処理してもらえるのであれば余裕もできるので、ケースバイケースではありますが、質問された方がメリットがあります。

 

それにギリギリで出されて修正が必要になると、結局期限も守れませんしね。

 

であれば、協力してさっさと終わらせる方が、win-winになるのではありませんか?」

 

と言われ反論が一切できませんでした。

 

もちろん、なんでもかんでも人に聞くような人には、こういう風に言ってくれなかったとは思いますが、私には衝撃でした。

 

できるだけ迷惑をかけないように、ミスなく完璧にやっているつもりだったのですが、

相手からしたらただの迷惑だったのです。

 

そこから私は悩みました。

自分で、最高の仕事の仕方をやっていると思っていたものが、ある意味全否定されたのです。

 

どのように仕事を進めるべきなのか。

わからないものをどのようにわかるようにするのか。

ミスが多くなっても同じようなことを言ってくれるのか。

どれくらい聞くのは許されてどのくらい聞いたら許されなくなるのか。

 

そんなことをずっと悩んでいました。

 

色々悩んだ末にでた結論は、「相手による」です。

 

どのように仕事を進めれば相手にとって都合がいいのか。

ここのミスは許されないけど、ここのミスは許される。

頼りにされて喜ぶ人、話しかけてウザがる人。

色々な人が相手方になる以上色々な考え方があり、その分迷惑と考える範囲も変わります。

 

相手によって変わる以上、自分の中の完璧は誰の完璧にもなりえません。

一言で言えば、ただの自己満足です。

自己満足で、自分が苦しい思いをし、相手も苦しい思いをするなんて最低です。

 

ただ相手によるからといって自分勝手なことをするわけにもいきません。

 

そうかんがえて試行錯誤したところ、比較的共通して喜ばれたことがあります。

それは「相手がやりやすいようにアウトプットを考えること」です。

 

相手がやりやすいようにアウトプットを考えることで仮に相手にとってやりやすい形でなかったとしても、相手からすれば、自分のことを考えたアウトプットを相手がしてくれたら嬉しいと思います。

 

その証拠に、中には頼んでもいないのに仕事を肩代わりしてくれた人もいました。

どんな無茶ぶりな依頼しても、「いいよ~」と対応してくれもします。

ミスをしても、勝手に直してくれたりもします。

 

難しい依頼や、かなり嫌な依頼をして、相手が激怒した場合でも、

ただの無茶ぶりではなく、できるだけ相手の負担にならないように色々検討して、

いくつかの案の内、最も相手に負担のない方法がこれなのだと説明すれば、大体怒りが収まって、協力的な態度をとってくれます。

 

やはり一部例外はいますが、大多数はそのように対応してくれました。

 

そのように考えると、仕事自体を完璧にやる必要はなくなってきます。

 

言い方は悪いですが、要点だけ抑えればあとはどうでもいいのです。

だって相手が喜んで勝手に修正してくれますもん。(笑)

(責任はとれません。)

 

そんなどうでもいいところも完璧にやるよりも

相手のことを一生懸命考えることの方がはるかに重要です。

 

このことに気づいてから、物事を完璧にやることが無駄だと思えるようになりました。

正確に言えば、相手のことを考えた結果、必要なところをしっかり押さえる努力をすることが大事で、他は無駄です。

何なら完璧な人はとっつきにくいともいわれました。

 

私はこのやり方で、ミスは増えましたが、仕事も効率化して、人間関係も円滑によくなりました。

 

 

皆さんの参考になれば幸いです。

 

じゃああああああああまた!